今回は、Ver.2.0 に向けて駆け引きの基本を幾つかおさらいしていく。
まずは全脚質に共通する最終直線時の鞭ゲージの残し方についてだ。最終直線に入る際、『鞭ゲージの未使用領域』を残せば残すほど愛馬の体力が温存され手ごたえが違ってくることを以前お伝えしたが、(※参照1)いざ実践するとなると競馬場によって直線の長さも異なる為、どこを基準にどれくらい残せばよいのか悩んでいる方も多いのではないだろうか。
実競馬では、残り3ハロン(ゴールまでの残り600m地点)が様々なものを計る一つの目安となっているが、DOCでも同様に残り600mを『鞭ゲージの未使用領域』の目安にする事でレースの組み立てがグンと楽になるはずだ。
大まかな流れは以下の通り。
残り600m以降の(鞭・追い)の配分は各自の戦術や展開により様々なパターンが考えられるが『鞭ゲージの未使用領域』とその使い出しのポイントを一つに絞ることでコースへの対応、作戦の立て方に幅と余裕が生まれてくる。レースの進め方について悩んでいた方はこの機会に是非実践してもらいたい。
そして2つ目のおさらいは馬の位置取りについてだ。
DOCには鞭有効範囲の概念(※参照2)があり、これを活かしてレースをする際、逃げ・先行はレース前半で後ろとの差を広げてアドバンテージを築き最終直線で粘り込むというのが基本スタイルとなるが同型のライバルが多い場合(⇒逃げ)やマークする馬が前に居ない場合(⇒先行)のレースでは、脚質の特性をフルに活かせず最終直線で力尽き、馬群に沈んでしまう経験をした人も少なくないだろう。
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こういった展開の際に、レース半ばで結果を諦めてしまうという方は無理に前に行くのではなく、思い切って『溜める騎乗方』を試してみてほしい。具体的には『鞭ゲージの未使用領域』をより多く残し最終直線の競り合いに賭けるイメージだ。通常のレースと比較して、さらに効率の良い鞭捌きのスキルが必要となるが展開がはまると、また一味違う楽しさが体感できるので是非試してみて欲しい。
さらに、差し、追込脚質についても触れておこう。
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DOCには鞭有効範囲の概念(※参照2)が人気で勝っているはずの逃げ馬に毎回大差負けしてしまうパターンを繰り返すことに疑問を感じている方も多いのではないだろうか。上記のような場合、原因として体力の温存を意識するあまりいつの間にか逃げ、先行に覆せないアドバンテージを築かれてしまっているパターンが考えられる。 |
体力を溜めて最終直線でまとめて抜き去る騎乗方は後方からレースをする脚質の醍醐味ではあるが愛馬の加速力にも限界はあるので、少しリスクを負ってでも前を行くライバルとの差を詰めていく展開を心がけるようにして欲しい。
操作の流れとしては、以下の通りだ。
DOCには鞭有効範囲の概念(※参照2)がまず自分の鞭有効範囲外の部分(レース前半から中盤)で前方の馬にセーフティーリードを取られないよう追いボタン等を使ってある程度前目に位置取りを調整する。(コーナーや馬群突破の能力があると追走も比較的楽になるはずだ。※参照2)その後、有効範囲に差し掛かる3、4コーナーで一気に差を詰め最終直線の攻防に持ち込む。 |
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人気にも関わらず大差負けをしてしまう場合、この4コーナー時点で先行勢との差がかなりついているものと予想される。先ずは中盤までの位置取り、そして3、4コーナーでどれくらいの差であれば交わせるのかを常に意識し直線、相手を射程内に収める感覚(距離)を身に付けてもらいたい。もちろんここでも残り600m時点を基準に勝ちパターンを組み立てる事でコースへの柔軟な対応が可能になるはずだ。
最後に抑えボタンについても触れておこう。
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短距離では息をつく暇も無いほど忙しいレース展開となるため(脚質に関係なくスタートからゴールまでずっと追い、鞭ボタンを使い続けてレースをするイメージ)使用する機会が生まれにくい抑えボタンだが、中・長距離になると体力温存の為その使い方が重要になってくる。 |
抑えボタンには体力が回復する半面、位置取りが後退しやすいリスクがあるため出来るだけスピードの落差が発生しずらい状況で使用する事が操作のポイントとなる。(馬なりの状態の時、あまり加速しない所、コーナーや坂、馬群で流れに乗れている状態等)条件が重なるほど効果に違いが出る他、展開によってはムチの有効範囲であっても抑えが効果的に働く場合もあるので、いままで使用をためらっていた方も積極的に実践し独自の騎乗方確立に役立ててもらいたい。
基本のおさらいと言いつつも、少々濃い内容となってしまった。はじめたばかりの方にはすこし難しく感じられるかもしれないが、まずは『鞭ゲージの未使用領域』の確保とその反応の違いを実感することからスキルアップを図って欲しい。 |
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次回はVer.2.0で初お披露目となるワールドレースへの参加と作戦指示、更に表示形式が変更となったハンデについて触れることにする。
参照1:ラウンジ これを見れば安心 HOW TO PLAY 実践編
参照2:ラウンジ チスケメタボ 第7〜8回
参照3:HOW TO PLAY レースについて
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