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ニジノパパのもっと知りたいDOC
今回は番外編!と称しましてDOC2008の楽曲を担当致しましたAM3研サウンドセクションの福山に登場してもらいましょう。チェコ共和国首都プラハでのレコーディングの裏側を語ってもらっちゃいます!
第5回 DOCオリジナルCOM馬 名づけの裏側大公開!

こんにちは。DOC2008の楽曲を担当致しましたAM3サウンドセクションの福山光晴です m(_ _)m

今回のDOC2008では、ゲーム中楽曲は生オーケストラが採用されてます!! 歴代DOCシリーズでは初の試みです。DOCの持つ優雅さと壮大感を醸し出すにはやはり生のオーケストラでしょうとの理由から、採用になりました!

と言うわけで今回のコラムではAM3研サウンドセクションの光吉猛修と福山が、オーケストラ収録へとチェコ共和国首都プラハへ旅立った道中の模様をお伝えします。

まずはドイツのドレスデンから列車でプラハへGO!

ドイツ〜チェコ国境を列車で通過、当たり前ですがヨーロッパは列車で国を越えられるんですね〜!!

数時間後、目的のプラハ駅に到着です。

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なんというか、渋い?!、渋すぎる駅です。

近代的なドレスデン駅とは大違い…。

プラハ市街に降り立ち、そこから車で移動、街並はどこもかしこも、まさに古き良きヨーロッパ!

まるで舞台のセットのようです。世界遺産でもあるプラハ旧市街広場は、沢山の観光客で賑わっています。広場にはなんと馬が!

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次は「なつかしき河よ モルダウのぉ〜♪」で有名な「モルダウ川」と、その後ろに見える悪魔城的?!な外観の「プラハ城」をバックに一人黄昏れる光吉です。

なんか観光旅行しているみたいですが、違います! 仕事です!

これから収録会場の「ドヴォルザークホール」へ向かいます。

ドヴォルザークと言えば、子供の頃学校帰りに「遠き山に〜日は落ちて〜♪」というメロディを一度は聴いた事があるのではありませんか?(交響曲第9番「新世界」第2楽章)。

ドヴォルザークはそれを作曲した人です。有名人です。

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荘厳な外観のドヴォルザークホールの敷地内にはなんと、ドヴォルザーク先生の彫刻が建っているではないですか!!!

上野の西郷さんとは違います。犬を連れてません。

ドヴォルザーク先生に、光吉福山2人恐縮しつつも、これからの収録にすこぶる気合いが入ります。

 

そしていざホールへ突入! するとそこは美しく柔らかい響きの素晴らしい空間が!

しかし観客ではない光吉と福山含む音楽スタッフは、感動している間もなく別室のレコーディングコンソール室へ。

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ホール自体は老舗の建物なんですが、この部屋には現代のデジタル音響機材が普通に並んであります。

このギャップがたまりません。

 

ピリリとした緊張感の中、着々とレコーディングは進みました。

部屋にはチェコの人、私達日本人、ドイツ人、と人種はごちゃ混ぜ。まさに異文化交流!3カ国語が飛び交うこの空間では、日本語ですら苦手な福山はすでに頭がパニック!!

そんな中でエピソードがありました。

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とある楽器パートの音程が合わず、通訳さんと福山が直接ステージへ!

コンソールルームからステージまでは、走って1,2分の螺旋階段。なんという作りなのでしょう(ここでは指揮者も走るそうです)。はあはあ息切らす間もなく「Like this sound!」とピアノを弾き、メンバーに音を説明。ピアニストには「俺のピアノのどこが悪い!」と勘違いされ…。

そんなピリリとしたムードの中、一斉に自分を見るメンバーの顔はとても恐ろしく感じます。

 

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左の写真は休憩時間、和やかです(笑)

こんな風に数々のドラマはありましたが、クラシック音楽の本場プラハの素晴らしい指揮者とプレーヤー達により、見事ゴージャス♪な音楽が生まれました!

このようにして収録された、ヨーロッパの空気も漂う?!壮大なスケールのDOC2008の音楽、是非ゲームセンターで一度体感してみては如何でしょう!

 
 

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チェコと言えばチェコビールが有名、もれなく光吉と福山も心躍らせました!

仕事も忘れ、美しいチェコの女性が注ぐビールを昼から堪能。ドイツからチェコの度の間は毎日ビール、後半は体液がビールになってました^^;

 
収録の合間を縫ってプラハ街を探索、そこにとある楽器屋を発見!

自称?ラッパ吹きである福山は、物欲しげにショーケースの楽器を眺める子供のように試吹しまくりました(日本でも出来るのに。。。。)♪
 

音楽の街プラハの楽器屋で、「買わないんなら吹かないで」とでも言いたそうな店員に睨まれながら試奏する福山。

さんざん吹いたあげく、プラハ土産にと思わず衝動買い! なんと、昨年のAOUショーSEGAブースでのライブで、片岡COが演奏したのはこの楽器なのです♪ というわけで、今でもなにげに役に立ってます。

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収録後最終日、光吉と福山で苦労して登ったプラハ城、えらい大変な螺旋階段でしたが登頂成功! なんとも素晴らしい眺望でした。

 
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プラハでの仕事のストレスが全て洗われるようです(笑)  何はともあれ充実した旅?!いや、プラハレコーディングでした。

音楽とビールと世界遺産の街プラハ、是非一度訪れてみては如何でしょう。それでは「Na zdraví!!!(ナスドラビー!)」

 
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